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2014/12/09
歯周病とタバコ
カテゴリ:ブログ
こんばんは
ひろ歯科クリニック 溝口 です。

よく話題にのぼる話ですが、
今日は歯周病とタバコの関係についてお話します。

結論から言いますと、歯周病とタバコは大いに関係があり、
喫煙者は非喫煙者に比べて、3倍以上も歯周病になるリスクが高く、
かつ、歯周病治療をしたとしても治る効果が半減してしまいます。

喫煙者の皆さん、がっかりされたと思います。

年々喫煙者の方にとっては、風当たりが強くなっているこの世の中のように思います。
受動喫煙の問題も取り上げられるようになり、
今では、ほとんどの場所が禁煙となっています。
タバコも年々値上がりしています。

さて、喫煙の何が歯周病にとって問題でしょうか?

いろいろ言われていますが、一番問題なのはニコチンによる血行不良があげられます。
歯茎が赤色をしているのは、歯茎にたくさんの血液が流れているからなのですが、
タバコを吸うと、その歯茎の血液の量が減ってしまいます。

喫煙者の歯茎を見るととても特徴的なポイントがあります。
1. 歯茎が暗赤色している。
2. 歯茎が少し分厚くなり、ロール状になっている。
3. 色素沈着している。
4. 歯周病になっても出血しにくい。

歯周病を発見するポイントとして、歯茎からの出血というものがありますが、
喫煙者の方は、歯周病になっていても出血することが少なく、
気づきにくいという問題があります。
ですからかなり悪化してからでないと自覚しないため、
歯医者に来る時期が遅くなり、手遅れになりやすいことが多いのです。

ですから、喫煙者の方こそ、
何も異常を感じなくとも定期的に歯医者で検診を受けられた方がいいと思います。

タバコを吸う量によってもリスクが変わります。
1日に9本以下の喫煙者の場合は、リスクが非禁煙者に比べて2.8倍ですが、
1日に31本以上の喫煙者の場合は5.9倍に跳ね上がります。
ちなみに、受動喫煙にさらされている人は、歯周病のリスクが1.6倍となります。

できれば少しずつタバコの量を減らし、いつかは禁煙をされることをお勧めします。

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