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2015/11/27
フッ素ってなに?
カテゴリ:ブログ
こんばんは
ひろ歯科クリニック 溝口 です。

この2,3日で急に寒くなってきましたね。
家の子供たちも、少し咳き込んできて
急な温度変化に体調を崩し気味です。

皆様も体調管理には、お気を付け下さい。

本日は、フッ素についてお伝えしたいと思います。

フッ素とは、私たちの身近にある元素のひとつで、地球の地殻で17番目に多い元素です。

フッ素はそのものだけでは存在せず、ナトリウムと結びついたフッ化ナトリウム、
カルシウムと結びついたフッ化カルシウムのように、
必ず他の物質と結びついたフッ素化合物として存在します。

岩や土壌のミネラル成分の一つであり、
土壌中のフッ素濃度は最大300ppmという比較的高い値を示します。

また、地表に降った雨水が土壌や岩石を通過する時に、フッ素イオンが溶け込みますので、
河川には0.1〜0.2ppm、海水には約1.3ppmのフッ素イオンが存在します。

さらに海産物や農作物にも様々な濃度のフッ素が含まれており、
私たちは毎日の食生活の中でフッ素を取り込んでいます。

フッ素には歯の質を強くする効果と、
むし歯の原因菌が酸を出すのを抑えるという2つのむし歯予防の作用があります。

歯が生えてすぐ、表面のエナメル質のハイドロキシアパタイト結晶がフッ素に触れると、
フルオロアパタイト結晶に変わります。

フルオロアパタイト結晶は見た目は同じですが、
酸に溶けにくく、むし歯にもなりにくいという性質があります。

また最近では、フッ素には小さいむし歯の部分にカルシウムの結晶をつくり、
初期のむし歯を治してくれる「再石灰化作用」という働きもあることが判っています。

歯の表面では、食事のたびに脱灰と再石灰化が行われています。

脱灰によって歯から唾液中に溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンは、
再石灰化によって再び歯に取り戻されます。

この時、フッ素イオンもいっしょに歯に取り込むことができると、
歯質はフルオロアパタイトという硬く強い結晶構造を作り、
酸によって溶かされにくい歯になります。

毎日のブラッシングの時に、フッ素を補給することで酸に負けない強い歯を作ることができます。

フッ素配合の歯磨剤や洗口剤を使用して、虫歯予防につとめましょう!
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